vol.21「再会」

2008.03.12

15年ぶりになるのだろうか、担任をしていた教え子が、ホームページを見て会場に来てくれた。予想もしない再会がすごくうれしかった。中学時代という大切な成長段階に、共に時間を過ごしたということは、すばらしい時間であったと感じる。
決して、もどることのできない時間だけれど、その時すごした時間や経験は、消えることはない。彼女が成長し結婚、そして今滋賀から千葉に住まいを移し生活していた。話をしながら、彼女自身が、新しい環境で前向きに生きようとするその姿に、当時中学生だった頃と同じように、応援したい気持ちになった。
すべての卒業生たちも、みな同じように、それぞれの環境で必死に自分の人生に向き合いながら生きているのだろう。
今こんな厳しい日本の状況の中でも、自分の人生を大切に生きてほしいと願う。そしてその姿を思い、私自身がいつまでも、そんな子どもたちの応援者でいたい気持ちである。
そのためにも私自身が、絵かきとして前を向き生きてゆきたい。
「がんばれ！寿子！」