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麦通信

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vol.36「ボナール」

2008.11.08

ボナール 今年多くの展覧会がありました。その中でも、コロー展はもっとも良い展覧会でした。もともとコローは尊敬する絵かきでもあり、期待どおりのものでしたが、中でもコローの人物は印象に残りました。
国立西洋美術館で見たのですが、帰り何度か見ている常設展を見て帰ることにしました。絵とは見る者の気持ちや、経験で見えてくるものが違うと思う絵がありました。その絵がボナールです。ボナールの初期の作品ですが、日本美術の影響を受けた時代の作品です。最終的にはこの絵が一番印象に残ってしまいました。以前ならとおり過ぎた絵です。細かな細密描写から大きなボリームや調子へと変化を求めるように最近なっています。自然に内側からそう感じるようになってきています。