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麦通信

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vol.7「ホームページ」

2008.01

このホームページを作り見ていただいている方も少しは増えているようである。友人であったりお客様が見ていただいているのだろう。ありがとうございます。
ホームページ作ったり、個展会場で立ったりすることは本来絵描きにとって必要なことなのか?考えた事もあった。絵描きは絵がすべて。そう思うとひたすら絵を描けば良いのである。良い作品を作ることは生涯を通しての自分のすべき事、その行為を続けられるのは今まで私の絵を応援いただけた方々のおかげである。
以前TVで靴職人の方が、イギリスで名誉ある称号を受けたにもかかわらず日本では、その方の靴は値段も高く、今の日本の市場に合わないため売り場からも拒否されたらしい、確かな技術をもってしても名前が知られず商品の価値が理解されなければ買っていただくことはできなかったのである。その方は、自分で店をつくり説明をし一足一足売り、徐々に理解され。今や年間通して予約が絶える事はないそうである。理解していただくためには、確かな技術と努力が必要だった。
この話を見たとき、名もなく技術も日々向上させようと努力している私が、ただ描いた絵を会場に置き構えているだけではだめなように思った。会場で自分の絵をさらし、見ていただき、いろいろな評価を直接聞き、必要であれば自分の考えを話し理解してもらう。その中でより本当の自分の絵に近づくことができればと思う。
そしてこのページも通信も、その方法の一つだと考えている。
次回船橋個展においても、良い作品を出し、良き出会いの中で前進したい。