vol.12「感覚」
2008.01.25
(未完)
TVのインタビューで大リーガーイチローは「感覚より強いものはない」と答えていた。バットを通しての感覚なら絵描きは筆を通しての感覚。
感じるレベルこそイチローとはまったく違うものの最近絵も自分の感覚を信じることで意識以外から出る自分自身の特性が出ると感じる。ただしそこに至る技術材料や技法の研究は必要だと思うが。
今回の船橋の個展では、筆の動きが形を表現してゆくというより空間を筆の動きで捉えようとした、と言う感じである。見ていただいた方がどう感じていただけるかはわからないが、自分の体を通して表現できた物は少し揺るぎない作品に近づけた気はする。