vol.15「テオ」
2008.02.03
今日久しぶりに図書館へ行った。正面の紹介本の中に、ふとこの本が目に入り借りた。ゴッホを支え続けた弟テオ。テオの存在なしに絵描きとしてのゴッホは存在しなかったであろう。
1852年3月30日、ゴッホの母アンナは、初めての出産で息子を死産で失っている。その1年後の同じ日、3月30日に再びゴッホを生んだ。3月30日は私の誕生日でもある。まったく馬鹿げた思い込みだが、同じだと知った小学校の頃から近い存在に思い込んでいる。
今まで、挫折し思い悩むたびにゴッホの手紙の読んだ。そして勇気をもらう。ここまで追い込まれた人間が絵を描いている。そのゴッホの姿に、まだ自分にも道はあると感じるのだ。
しかしテオがいなければもっと早くに彼は自殺していたかもしれない。
今の私を支えるテオは誰か?と人に依存する前に、私はどこまで本物の絵描きになれるのか。