vol.24「花の芽」

2008.03.30

皆様は、お元気でしょうか。私は今日で45歳になりました。今も制作の毎日、東急の個展を前に、座りっぱなしの生活に腰を痛めるなど厳しい状況。やはり絵描きも体力勝負だと実感してます。
今年は多くの個展をこなすスケジュールにいました。個展の回数が多いことが決して作家としての重要な条件だとは思っていません、しかし今は自分自身の中の一つの壁を越えるような思いでやっています。自分が力をつけ絵描きとして生きていくためには必要な事だと考えています。
先日こんな言葉が心に響きました。
「バラであれ」チャップリンの言葉。バラはただ精一杯バラとして存在し、その姿を見せている。私は絵描きとして、自分であることが出来るだろうか。ベランダのプランターの花のたねが、ずっと冬の間中水もやらずにほっておいたのに、先日ふと見ると芽を出していた。その時イライラしている自分が恥ずかしい気がした。淡々と仕事をしなければいけない。